園だより(2015年4月)
ようこそ私たちのファミリーへ
人はその人生を長いという。又ある人はとても短いと述べる。どの基準で考えるかは偏にその人の主観的な判断によるものだが、地球の歴史、いや宇宙の誕生から考えると、存在そのものがあまりにも極めて短く、否定されかねないし、卑近な、例えば長寿と言われている鶴,亀から考えても相対的に短い。しかし朝に生まれ、夕に姿を消すカゲロウから見るとその生命は悠久の無限さを感じることもある。犬や猫のペット動物から見ても羨ましがられるほどその存命期間は長い。どちらの尺度をとっても私たちが今この世で同じ空気を吸って、共に生きているのは奇跡に近い出会いと言っても過言ではない。あの人はもう少し早く生まれてきたらとか、もう少し時代が遅れていたらとかいうことも聞くこともあるが、人にそんなわがままは許されない。人は今の今精一杯に生き続けている。たとえそれが自分の望んでいる道と少し異なっても、あるいは不条理を感じても、その中で許される、そして自分がいいと思う方法で最大限の努力をし続けている。それを宿命という人もいるが、人の偉大なところであると思う。そんなすれ違ってもいいような流れの中で、世界のどこか、日本のどこかではなくて、大阪のこの地で出会うという事は考えれば考えるほど、不思議な運命の悪戯を感じる邂逅である。その出会いはほんの瞬間的なものであるかもしれないし、これから続く人生の中でともに寄り添って長く続くものであるかもわからない。大切にしたい一期一会である。今鳳幼稚園を通園先に選んでいただいたみなさん、ようこそ私たちのファミリーへ。心から歓迎いたします。本当にうれしい限りです。今日から皆さんは私たちの仲間、鳳幼稚園のファミリーです。苦しいこと、つらいこと、楽しいこと、うれしいこと、どんなことに遭遇しても、共に考え、共に喜び、共に助け合っていきましょう。もう一人ではないのです。皆さんのこれからは大きなファミリーが見守っています。それは何年か先に卒園して巣立っていった後でもずっとファミリーとして残っていくのです。私たちは全力で皆さんを支えていきます。そして皆さんが人生の様々な岐路で重要な判断に迫られた時、的確に答えを出すことができる一助となる大切な幼児教育を担っていくことをお約束します。鳳幼稚園のファミリーになってよかった。鳳幼稚園のファミリーがますます広がって行ってうれしい。そんなファミリーになるように切磋琢磨して、絆を深めていきましょう。3年目の鳳幼稚園に入園の皆さん大歓迎です。これから一緒に歴史を作っていきましょう。在園児の皆さん進級おめでとうございます。今年から年少、年中、年長組です。この1年で随分立派にたくましく成長しました。先生と共に様々な活動を続けてきました。お友達もたくさんできました。今年は今まで以上の大きな活躍をしましょう。新しいお友達もたくさん増えました。共に遊び、共に助け合い、又時には先輩としていろいろ教えてあげて下さい。どんなお友達が来るか先生達は心をドキドキ、ワクワクさせながら期待いっぱいで待っています。楽しい、うれしい時間を鳳幼稚園で共有しましょう。保護者の皆様、お子様のご入園、ご進級誠におめでとうございます。
平成27年度は幼児教育制度の大きな変化がありますが、どのようなシステムになろうとも私たちは幼児教育に対する情熱を忘れることなく、心を一つにして皆様方の熱い思いにこたえていく所存です。鳳幼稚園を選んでよかった、鳳幼稚園のファミリーになって幸せだと言ってもらえる幼稚園を目指して頑張ってまいります。今年度も今まで同様、温かいご支援、お力添えを賜りますよう心よりお願い申し上げます。と同時に保護者の皆様と手を携えてお子様のさらなる成長発達を目指していきましょう。